多言語サイト制作の費用相場|翻訳・CMS・制作会社の選び方【2026年版】

多言語サイト制作の費用相場と選び方【2026年版】

海外からの問い合わせや訪日客の獲得を目指して多言語サイトを作ろうとしても、「英語ページを追加するだけでよいのか」「翻訳費とシステム費をどう見積もるのか」「制作会社と翻訳会社のどちらへ頼むのか」と迷いがちです。多言語サイトは、日本語サイトをそのまま翻訳すれば完成するものではありません。対象市場の検索行動、言語ごとのURL、更新体制、法務、通貨や日時の表記まで設計する必要があります。

結論として、既存の小規模サイトへ1言語を追加する簡易対応は50万〜150万円程度、10〜30ページの企業サイトを2〜3言語で制作する標準的な案件は150万〜500万円程度、海外向け戦略、現地調査、専門翻訳、複数拠点の承認、システム連携まで含む案件は500万〜1,500万円以上が目安です。別途、翻訳文字数、CMSやSaaSの利用料、公開後の更新翻訳が発生します。

多言語サイトの費用は「ページ数×言語数」だけでなく、翻訳品質、情報設計、CMS、SEO、公開後の運用責任で決まります。安価な機械翻訳だけで公開すると、重要な表現の誤り、検索流入の取りこぼし、更新されない外国語ページといった問題が残ります。本記事では、2026年9月29日に確認した公式情報を基に、費用相場、見積もり、サービス比較、制作会社の選び方を具体的に解説します。

目次

多言語サイト制作の費用相場

多言語サイト制作の費用相場の図解|達人ラボ

多言語サイト制作は、既存サイトへ翻訳機能を付ける方法と、対象市場に合わせてサイト全体を設計する方法で費用が大きく変わります。まずは自社が必要とする到達点を分類してください。

規模別の目安

制作範囲 費用目安 期間目安 主な内容
既存サイトへ1言語を簡易追加 50万〜150万円 1〜3か月 翻訳プラグイン、主要ページ翻訳、言語切替
10〜30ページ・2〜3言語 150万〜500万円 3〜6か月 情報設計、デザイン、CMS、翻訳、基本SEO
海外集客を重視する戦略型 300万〜800万円 4〜9か月 市場調査、キーワード調査、専門翻訳、計測
多拠点・大規模サイト 500万〜1,500万円以上 6〜18か月 権限、翻訳管理、商品DB、複数地域、法務確認

50万〜150万円程度の簡易対応は、日本語サイトの構造を保ち、会社概要、サービス、問い合わせなど主要ページだけを1言語へ翻訳するケースです。WordPressの多言語プラグインやクラウド型サービスを利用し、既存デザインを大きく変えないことで費用を抑えます。海外SEOや現地向けコンテンツ制作を含まないことも多いため、名刺代わりの情報提供に向きます。

150万〜500万円程度の標準案件では、10〜30ページを2〜3言語で用意し、言語切替、翻訳管理、メタ情報、フォーム、画像差し替えまで行います。翻訳者による校正やCMS設計を含めると、担当者が更新しやすくなります。問い合わせ獲得が目的なら、検索語句、訴求、事例、CTAを市場ごとに調整する費用も必要です。

500万円を超える案件では、海外市場調査、国別コンテンツ、複数部署の承認、翻訳メモリ、商品情報連携、現地法務、アクセシビリティなどが加わります。ページ数が多い企業では、初回制作よりも更新運用の設計が重要です。日本語ページを更新するたびに全言語へ反映するのか、地域独自ページを認めるのかでシステムと体制が変わります。

制作費だけでなく、サーバー、CDN、CMS、翻訳SaaS、API、保守、翻訳更新を含む3年間の総額で判断します。月額サービスは導入時に安くても、語数、言語数、アクセス数で上位プランが必要になる場合があります。反対に、独自CMSを開発すれば初期費用は高くなりますが、大量ページの運用が効率化できることもあります。

費用を左右する8つの要因

費用を左右する8つの要因の図解|達人ラボ

1. 対象言語と市場数

英語1言語の追加と、英語・中国語・韓国語・タイ語の追加では翻訳量だけでなく、表示確認と承認も増えます。同じ英語でも米国、英国、シンガポールでは用語、通貨、法令、訴求が異なります。言語数ではなく、運用する市場数で工数を見積もります。

2. ページ数と原文の文字量

翻訳費は文字数または単語数で算出されることが多いため、ページ数だけでは判断できません。会社概要10ページと、専門記事10ページでは文字量も難易度も違います。公開中のURLを一覧化し、翻訳する、要約する、除外する、現地向けに新規作成するという分類を行います。

3. 翻訳方法と専門性

機械翻訳、AI翻訳、翻訳者、ネイティブ校正、専門家監修では費用が変わります。利用規約、医療、金融、技術仕様などは誤訳リスクが高く、専門知識を持つ人の確認が必要です。すべてを同じ品質で翻訳せず、ページの重要度とリスクで翻訳工程を分けると費用対効果が高まります。

4. 情報設計と現地向け編集

日本で通じる実績や表現が海外で同じように伝わるとは限りません。商習慣、購買プロセス、単位、支払い方法、問い合わせ手段を考慮します。単なる直訳ではなく、対象読者が理解しやすい順序へ編集するトランスクリエーションには、調査とライティング費が必要です。

5. CMSと翻訳管理

WordPressプラグイン、SaaS、ヘッドレスCMS、独自CMSでは初期費用と運用負担が異なります。翻訳待ち、レビュー中、承認済みといった状態管理、担当者権限、差分通知、翻訳メモリが必要なら、対応できる製品を選びます。

6. 多言語SEO

言語ごとに固有URL、title、description、見出し、本文、内部リンクを設けます。hreflang、canonical、XMLサイトマップを正しく実装し、検索エンジンが各言語版を認識できるようにします。画像内の文字だけを翻訳しても検索対象になる本文は増えません。

7. デザインとフロントエンド

翻訳後は文字数が増減します。英語のボタンが長くなり、中国語では短くなるなど、レイアウトが変わります。アラビア語など右から左へ読む言語ではRTL対応が必要です。固定幅や画像化した文字が多いサイトほど改修工数が増えます。

8. 更新頻度と保守範囲

ニュースを毎週更新するサイトと、会社情報を年数回更新するサイトでは運用費が違います。原文更新の検知、翻訳依頼、校正、公開、旧訳の管理までを誰が担当するか決めます。緊急告知を何時間以内に全言語へ出すかも契約条件になります。

翻訳費用と品質の決め方

翻訳費用と品質の決め方の図解|達人ラボ

翻訳費は、日本語1文字または外国語1単語あたりの単価、時間単価、ページ単価などで見積もられます。一般的なビジネス文書と、高度な専門文書では単価が異なります。さらに、翻訳前の原稿整理、用語集作成、校正、ネイティブチェック、CMS登録、表示確認は別項目になることがあります。

機械翻訳は大量の下訳を短時間で作れますが、そのまま公開できるかは内容次第です。料金表、製品仕様、法的説明、ブランドメッセージは、人による確認を推奨します。一方、更新頻度が高いニュース一覧や参考情報は、機械翻訳と簡易レビューの組み合わせが現実的です。

翻訳工程は次の3段階で設計すると分かりやすくなります。

品質レベル 工程 向くコンテンツ 注意点
標準 機械・AI翻訳+社内確認 ニュース、補助情報、FAQ下書き 誤訳と固有名詞を確認
重要 機械翻訳+翻訳者校正 サービス、事例、採用 用語集とトーンを統一
高リスク 専門翻訳+ネイティブ校正+専門家確認 契約、医療、金融、技術 責任範囲と法務確認を明記

品質を安定させるには、会社名、商品名、業界用語、翻訳しない語、禁止表現を用語集にします。文体、数字、日付、通貨、敬称、見出しのルールもスタイルガイドへまとめます。翻訳者が変わっても、同じ表現を維持しやすくなります。

翻訳メモリは、過去の原文と訳文を対で保存し、似た文章を再利用する仕組みです。ページ数が多く更新も多い企業では、重複翻訳を減らせます。ただし、古い訳文や誤訳も再利用されるため、更新ルールと品質管理が必要です。

見積もりでは「翻訳する文字数」「品質レベル」「校正者」「CMS登録」「修正回数」を分けて確認してください。一式表示だけでは、公開直前に追加費用が生じやすくなります。

CMSと多言語化方式の比較

CMSと多言語化方式の比較の図解|達人ラボと多言語化方式の比較の図解|達人ラボ

多言語化方式は、プラグイン型、SaaS型、CMS標準機能型、独自・ヘッドレス型に分けられます。既存サイト、ページ数、更新担当者、セキュリティ方針を基に選びます。

WordPressプラグイン型

WordPress内に言語ごとのページや翻訳を保存します。編集画面が一つにまとまり、既存テーマを活用しやすいことが利点です。プラグイン、テーマ、他の拡張機能との互換性、更新時の検証が必要です。大量ページでは編集画面やデータベースへの負荷も確認します。

クラウドSaaS型

既存サイトへタグやプロキシを導入し、翻訳取得・表示・管理をクラウド側で行います。導入が速く、AI翻訳や用語集、チームレビューを使いやすい方法です。料金は語数、言語数、翻訳リクエスト、サイト数で変わります。解約時に翻訳データやURLをどう移すかも確認します。

CMS標準機能型

Drupalや一部のエンタープライズCMSなど、多言語管理を標準機能として持つ製品を利用します。大規模サイトや複数拠点の権限管理に向きますが、設計と導入の専門性が必要です。CMSライセンス、インフラ、保守体制を含む総額で比べます。

ヘッドレス・独自開発型

コンテンツと表示を分離し、APIで各言語を配信します。Web、アプリ、デジタルサイネージなどへ再利用しやすく、大量の商品情報にも対応できます。初期設計と開発費は高く、運用担当者向け画面やプレビューも用意する必要があります。

方式 初期費用 継続費 導入速度 向くケース
WordPressプラグイン 低〜中 低〜中 速い 中小規模、社内更新
SaaS 低〜中 月額・年額 速い 既存サイトを短期で多言語化
CMS標準機能 中〜高 保守・ライセンス 中程度 大規模、権限や承認が複雑
ヘッドレス・独自 高い 開発・運用 長い 複数チャネル、大量データ

導入の速さだけでなく、翻訳データの所有権、URLの継続性、解約後の移行方法を契約前に確認します。

多言語化サービス・翻訳サービス比較

多言語化サービス・翻訳サービス比較の図解|達人ラボ

以下は2026年9月29日に公式ページで確認した情報です。為替、税、契約期間、語数上限で実際の支払額は変わります。導入前に必ず公式サイトで最新条件を確認してください。

会社・サービス 料金または確認先 特徴 向いている企業 公式URL
Weglot Starter €15/月、Business €29/月、Pro €79/月(年払い表示、税別)。Enterpriseは要問い合わせ 既存サイトへ導入しやすく、AI翻訳、用語集、多言語SEO、言語別URLに対応 短期間で複数言語を開始したい企業 公式料金
TranslatePress Personal €99/年、Business €199/年、Developer €349/年 WordPress上で画面を見ながら翻訳。SEO・複数言語アドオンを提供 WordPressを自社運用する企業 公式料金
DeepL API Freeプランあり。Proは公式料金ページで地域・利用量を確認 API連携、用語集、文書翻訳。業務システムへ組み込みやすい 独自ワークフローやCMSへ翻訳を組み込みたい企業 公式API
Google Cloud Translation 従量課金。文字数、モデル、機能別に公式料金を確認 多数言語、API、バッチ処理、用語集等を提供 開発体制があり大量処理したい企業 公式料金
WOVN.io 要問い合わせ Webサイト・アプリの多言語化、翻訳管理、運用支援を提供 国内サポートを受け大規模運用したい企業 公式サイト
Autolingual 要問い合わせ 既存Webサイトの多言語化と運用を支援 制作会社と相談しながら進めたい企業 公式サイト
Gengo 言語・品質・文字量に応じて公式見積もり オンラインで翻訳を発注し、API連携にも対応 多言語コンテンツを継続発注したい企業 公式サイト

Weglotの公式料金ページでは、Starterが1言語・1万語、Businessが3言語・5万語、Proが5言語・20万語という上限を示しています。単純な月額比較ではなく、自社サイトの固有語数と言語数を数えます。アクセスに応じた翻訳リクエスト上限も確認してください。

TranslatePressはWordPress向けで、公式ページではPersonalが1サイト、Businessが3サイト、Developerが無制限サイトと案内しています。年払いで、AI翻訳語数やアドオンの範囲がプランごとに違います。外部のGoogle TranslateやDeepLを使う場合は、別途APIキーと利用料が必要になる場合があります。

API型サービスは柔軟ですが、画面、権限、エラー処理、利用量監視を自社または制作会社が実装します。SaaS型より月額単価が安く見えても、開発と保守の費用を含める必要があります。個人情報や未公開情報を送る場合は、データ保持、学習利用、保存地域、契約条件を確認します。

比較では料金だけでなく、言語別URL、SEO、用語集、校正フロー、権限、データの持ち出し、サポートまで確認します。

多言語SEOとURL設計

多言語SEOとURL設計の図解|達人ラボ

多言語SEOでは、検索エンジンと利用者が言語版を選べる構造を作ります。Googleは、ページごとに異なるURLを使用し、hreflangで言語・地域版の関係を示すことを推奨しています。ブラウザ言語やIPだけで自動転送し、他言語版へアクセスできなくする方法は避けます。

URL構造には、国別ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリがあります。たとえば example.fr、fr.example.com、example.com/fr/ です。サブディレクトリは一つのドメインで管理しやすく、中小企業でも採用しやすい方法です。国別ドメインは地域性を明確にできますが、ドメインとSEO評価を個別に管理します。

言語版ごとにtitle、description、H1、本文、画像alt、内部リンクを翻訳します。日本語のメタ情報を残したままにしないでください。現地で検索される語句は直訳と異なる場合があります。キーワード調査は検索ボリュームだけでなく、検索結果の種類、競合、問い合わせへの近さを確認します。

hreflangは、各言語ページが相互に参照するように設定します。存在しないURL、言語コードの誤り、canonical先との矛盾があると意図が伝わりません。言語選択ページがある場合は x-default の利用も検討します。実装後はソースコード、サイトマップ、クロール結果を確認します。

自動翻訳で大量ページを作る場合も、利用者へ価値を提供する必要があります。誤訳や読みにくい文章を放置し、検索流入だけを目的に量産することは避けます。重要ページから始め、問い合わせや検索データを見て対象を広げます。

構造化データはページに表示される内容と一致させ、言語版ごとに適切な名称や説明を設定します。住所、電話番号、価格、在庫など地域で異なる情報は、実態と合うか確認します。AI検索に引用されることを保証するタグはありません。明確な説明、一次情報、更新日、出典、運営者情報を整えることが基本です。

多言語SEOは翻訳の追加作業ではなく、URL・検索意図・コンテンツ・計測を市場ごとに設計する仕事です。

制作会社の選び方と見積比較

制作会社の選び方と見積比較の図解|達人ラボ

制作会社を選ぶ際は、デザイン実績だけでなく、多言語運用の設計経験を確認します。どの言語、業界、CMS、ページ規模を担当したか、翻訳者と開発者をどう連携させたかを聞きます。完成URLがあれば、言語切替、表示速度、モバイル表示、URL構造を確認します。

見積依頼時は、各社へ同じ条件を渡します。対象市場、言語、ページ一覧、文字数、翻訳品質、CMS、フォーム、公開希望日、運用担当、予算をまとめたRFPを作ります。条件が異なる見積書を総額だけで比べても判断できません。

見積書では次の項目を分けてください。

  • 市場調査、競合調査、キーワード調査
  • サイトマップ、URL、画面設計
  • デザイン、レスポンシブ、RTL対応
  • 原稿整理、翻訳、校正、専門監修
  • CMS、プラグイン、SaaS、API開発
  • コンテンツ登録、データ移行、画像加工
  • hreflang、メタ情報、サイトマップ
  • フォーム、計測、Cookie・法務対応
  • ブラウザ、端末、言語別のテスト
  • 公開作業、保守、更新翻訳、障害対応

翻訳会社と制作会社が別の場合は、最終責任者を決めます。翻訳会社がExcelで納品し、制作会社が登録するだけでは、文字切れやリンク先の誤りが見落とされることがあります。原稿、画面、フォーム送信まで言語ごとに検収します。

契約では、翻訳データ、用語集、デザイン、ソースコードの権利を確認します。SaaSやプラグインの契約主体、更新を止めた場合の表示、制作会社を変更するときの移行手順も必要です。アカウントを制作会社名義だけで作ると、引き継ぎが難しくなることがあります。

安い提案を断る必要はありません。ただし、何が省かれているかを確認します。現地調査、ネイティブ校正、多言語SEO、公開後の翻訳が対象外なら、自社で担当できるかを判断してください。高い提案も、成果物と体制が必要以上なら調整できます。

制作会社は「作れる会社」ではなく、公開後に多言語情報を更新し、成果を測れる仕組みを設計できる会社を選びます。

制作から公開・運用までの進め方

制作から公開・運用までの進め方の図解|達人ラボ

1. 目的と対象市場を決める

海外売上、訪日客、採用、代理店支援など目的を明確にします。国名と言語だけでなく、想定顧客、利用場面、問い合わせ後の対応部署を決めます。営業が対応できない地域へ流入を集めても成果になりません。

2. 現行コンテンツを棚卸しする

URL、文字数、流入、更新日、問い合わせへの貢献を一覧化します。全ページを一律翻訳せず、必須、優先、後回し、不要へ分類します。古い情報や重複ページは原文から整理します。原文が曖昧なまま翻訳すると、各言語で修正が増えます。

3. 市場調査と情報設計を行う

競合、検索語句、購入判断、必要な証拠、問い合わせ手段を調べます。サイトマップ、URL、言語切替、CTAを設計します。国別に必要なページが異なる場合は、共通コンテンツと地域独自コンテンツを分けます。

4. CMSと翻訳工程を決める

原文を誰が確定し、誰が翻訳し、誰が承認するかを決めます。用語集、スタイルガイド、翻訳メモリを用意します。更新通知、差分、緊急公開の手順も決めます。ツールは工程を支えるものであり、責任分担の代わりにはなりません。

5. デザイン・実装・翻訳を進める

長いテキスト、短いテキスト、複数行ボタンを想定してデザインします。先に代表ページを1言語で作り、翻訳と表示を検証してから全体へ展開します。途中で用語が変わると大量修正になるため、主要語を早い段階で承認します。

6. 言語別にテストする

文章だけでなく、メニュー、パンくず、フォーム、エラー、自動返信、PDF、画像、動画字幕を確認します。日時、通貨、住所、電話番号、単位も対象です。各言語を理解する人と、実装を確認する人の両方が検収します。

7. 公開して計測する

canonical、hreflang、サイトマップ、noindex、リダイレクトを確認します。Google Search Consoleではプロパティの構成に応じて言語別URLを監視します。解析ツールでは言語、国、入口ページ、CTA、問い合わせを見られるようにします。

8. 更新と改善を継続する

検索語句、離脱、問い合わせ品質、翻訳修正を記録します。重要ページは現地の営業や顧客の声を反映します。半年ごとに料金、商品、法務、リンク、担当部署を確認します。公開後の翻訳予算と担当者を確保して初めて、多言語サイトは事業資産になります。

よくある質問

英語サイトだけならいくら必要ですか?

既存サイトの主要5〜10ページへ英語を追加し、デザインをほぼ流用する場合は50万〜150万円程度が目安です。専門翻訳、海外SEO、撮影、フォーム連携、現地向け原稿を含めると150万〜300万円以上になることがあります。まず対象ページと文字数を数えてください。

機械翻訳だけで公開しても問題ありませんか?

補助情報や更新頻度の高い記事では有効ですが、サービス説明、契約、料金、医療・金融・技術情報は人の確認を推奨します。ページの重要度と誤訳リスクで工程を分け、固有名詞と禁止表現を用語集で管理します。

多言語サイトにWordPressは使えますか?

使えます。中小規模では導入しやすい選択肢です。ただし、言語数、ページ数、権限、承認フロー、プラグイン互換性を確認してください。大規模な商品データや多拠点運用では、他CMSやヘッドレス構成も比較します。

Google翻訳のウィジェットを置くだけでは不十分ですか?

閲覧補助にはなりますが、言語ごとの固有URL、検索意図に合う文章、校正、問い合わせ導線を十分に整えられない場合があります。海外からの集客や商談が目的なら、重要ページを正式な言語版として管理します。

翻訳SaaSと制作会社のどちらへ依頼すべきですか?

既存サイトを短期間で翻訳し、社内にWeb担当者がいるならSaaSが向きます。市場調査、デザイン改修、SEO、フォーム、運用設計まで必要なら制作会社へ相談します。両者を組み合わせる案件も一般的です。

何言語から始めるべきですか?

売上可能性、既存問い合わせ、営業体制、翻訳運用を基に1〜2言語から始める方法が安全です。すべての言語を一度に公開するより、重要ページで成果と更新負荷を確認してから広げる方が失敗を減らせます。

多言語SEOの効果はいつ出ますか?

公開直後に順位や問い合わせが増えるとは限りません。検索エンジンによるクロール、インデックス、評価には時間がかかります。技術実装、コンテンツ品質、競合、市場認知によって異なるため、表示回数、検索語句、商談を継続して測ります。

まとめ

多言語サイト制作は、翻訳ページを増やす作業ではありません。対象市場、情報設計、翻訳品質、CMS、多言語SEO、更新体制を一つの仕組みとして作る仕事です。小規模な1言語追加なら50万〜150万円程度、標準的な2〜3言語の企業サイトなら150万〜500万円程度が一つの目安ですが、ページ数、専門性、システム、運用で大きく変わります。

見積もりでは、翻訳文字数と品質、言語別URL、CMS、登録、テスト、公開後の更新を分けてください。サービスを比較するときは、月額だけでなく語数、言語数、SEO、用語集、データ移行、サポートを確認します。

最初から全ページを多言語化するより、問い合わせに近い重要ページから公開し、データを見て広げる方法が現実的です。社内の営業・法務・Web担当と、制作・翻訳の責任分担を先に決めると、公開後も情報を新しく保てます。

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海外向けサイトを作りたいものの、翻訳範囲、CMS、SEO、制作会社の選び方が決まらない場合は、HPの達人へご相談ください。既存サイトと事業目標を確認し、対象市場、優先ページ、翻訳方式、更新体制を整理します。

Lostaでは、見た目の制作だけでなく、問い合わせ導線、検索流入、表示速度、公開後の運用まで含めてご提案します。いきなり全ページを作り直すのではなく、事業成果へ近い範囲から始める計画も検討できます。

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参考・出典

以下は2026年9月29日に確認しました。料金、仕様、ガイドは変更される可能性があります。契約・実装前に最新の公式情報を確認してください。

記事タイトル案:多言語サイト制作の費用相場|翻訳・CMS・制作会社の選び方【2026年版】

メタディスクリプション:多言語サイト制作の費用相場を規模別に解説。翻訳費、CMS・SaaS、多言語SEO、制作会社の選び方、公式料金の比較、公開後の運用まで2026年の情報を基に整理します。

この記事を書いた人

達人ラボ編集部です。AI・ホームページ制作・SEO・LP・営業・採用・DXの7分野について、各領域で実務経験を積んだ達人と連携し、現場で成果につながる実践ノウハウと最新情報をわかりやすくお届けします。

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