ホームページ無料診断で確認すべき項目|集客・SEO・導線の問題を見つける方法

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ホームページを公開したものの、アクセスや問い合わせが増えない。制作会社から無料診断を勧められたが、何を確認してもらえるのか分からない。このような状態では、見た目だけを直しても成果にはつながりません。

ホームページ診断で大切なのは、「検索で見つかる」「内容が伝わる」「安心できる」「問い合わせできる」という一連の流れを分けて確認することです。本記事では、無料診断で見るべき項目、診断結果の読み方、有料改善へ進む判断基準を実務目線で解説します。

目次

結論|無料診断では5領域を確認する

ホームページ無料診断で確認すべき項目|集客・SEO・導線の問題を見つける方法|章図解1

無料診断で最低限確認したいのは、次の5領域です。

領域 確認すること 問題がある場合の影響
集客 検索流入、流入ページ、検索語句 見込み客が来ない
SEO インデックス、タイトル、見出し、内部リンク 検索結果に出にくい
内容 誰の何を解決するサイトか 強みが伝わらない
導線 CTA、フォーム、スマホ操作 閲覧されても問い合わせがない
計測 GA4、Search Console、キーイベント 改善の良し悪しを判断できない

無料診断は「問題を発見する入口」です。原因の特定、優先順位付け、実装、検証まで含むかは提供会社によって異なります。提案を受けるときは、指摘件数ではなく、事業成果とのつながりと根拠を確認してください。

ホームページ無料診断とは

ホームページ無料診断とは、公開ページや提供された計測情報を基に、集客・SEO・ユーザビリティ・問い合わせ導線などの問題候補を確認するサービスです。簡易レポート、自動チェック、担当者によるレビュー、オンライン相談など形式はさまざまです。

無料診断で分かるのは、主に「どこに問題がありそうか」です。たとえば、検索結果に表示されないページ、読みにくいタイトル、遅い表示、分かりにくいCTA、入力しにくいフォームなどを洗い出します。一方、顧客インタビュー、競合調査、アクセス解析の深掘り、改善案の設計までは有料になることが一般的です。

診断を受ける前に、自社の目的を一つ決めます。「問い合わせを増やす」「採用応募を増やす」「資料請求を増やす」のように、成果を明確にすると指摘の優先度を判断しやすくなります。

最初に確認する集客状況

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最初に見るのは、ホームページへ誰が、どこから、どのページに来ているかです。検索順位だけでは十分ではありません。広告、自然検索、SNS、参照サイト、直接流入を分け、成果につながる訪問が増えているか確認します。

Googleは、検索の状態を調べる情報源としてSearch Console、サイト内の行動を調べる情報源としてGoogle Analyticsを案内しています。両者の数値は仕組みが違うため完全一致しませんが、検索語句から流入後の行動までつなげて見ることで課題を発見できます。

確認する指標は次のとおりです。

  • 検索表示回数、クリック数、クリック率、平均掲載順位
  • 流入チャネル別のセッションとキーイベント
  • 最初に閲覧されたランディングページ
  • 問い合わせにつながったページと流入経路
  • デバイス別の離脱や成果の差

アクセスが少ない場合は集客施策、アクセスはあるが問い合わせがない場合は訴求や導線を優先します。この切り分けをせず、デザインだけを変更すると原因が残ります。

SEOの技術的な問題を確認する

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検索流入を増やすには、Googleがページを発見し、読み取り、インデックスできる状態が必要です。GoogleのSEOスターターガイドでも、検索エンジンと利用者が内容を理解しやすい構造、クロールできるリンク、有用で独自性のある内容が基本とされています。

無料診断では、次を確認します。

  1. 重要ページがインデックスされているか
  2. noindexやrobots.txtで誤って除外していないか
  3. canonicalが意図したURLを指しているか
  4. XMLサイトマップに重要URLが含まれているか
  5. リンク切れや不要なリダイレクトがないか
  6. titleとH1がページ内容を正確に表しているか
  7. 内部リンクで重要ページへたどれるか

無料ツールのスコアだけで良否を決めないことも重要です。たとえばインデックス数が多くても、重複ページや価値の低いページばかりなら成果は出ません。事業上重要なページが検索対象になり、適切な検索意図へ応えているかまで見ます。

コンテンツの伝わり方を確認する

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訪問者は数秒で「自分に関係するページか」を判断します。ファーストビューで、対象者、提供価値、具体的な成果、次の行動が分からなければ離脱しやすくなります。

次の質問に答えられるか確認してください。

  • 誰向けのサービスか
  • どの課題を解決するか
  • 他社との違いは何か
  • 依頼すると何が変わるか
  • 費用、期間、進め方の目安はあるか
  • 実績や運営者情報が示されているか

Googleは、人の役に立つ信頼できるコンテンツについて、独自の情報、十分な説明、明確な出典、著者・運営者の背景などを自己評価項目として挙げています。抽象的な宣伝文だけでなく、支援範囲、対象外、具体例、判断基準を示すことが、検索評価とコンバージョンの両方に有効です。

問い合わせ導線を確認する

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閲覧数があっても問い合わせがない場合、CTAまでの導線を確認します。CTAはボタンの色だけの問題ではありません。読者の疑問が解消された直後に、自然な次の行動を提示できているかが重要です。

主な確認項目は次のとおりです。

  • ヘッダー、本文途中、記事末尾に適切なCTAがある
  • 「お問い合わせ」だけでなく得られる内容を示している
  • 電話、フォーム、資料請求など選択肢が多すぎない
  • CTA前に対象者、支援内容、相談後の流れが分かる
  • スマートフォンでボタンが押しやすい
  • CTAリンクが切れていない
  • 送信完了を計測できる

高額サービスでは、いきなり契約を求めるより、無料相談、簡易診断、資料請求など心理的負担の低い入口が有効です。ただし選択肢を増やしすぎると迷いが生じます。ページごとに主CTAを一つ決め、補助CTAは必要な場合だけ置きます。

フォームと信頼性を確認する

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フォーム到達後の離脱も見落とせません。不要な入力項目、エラーの分かりにくさ、個人情報の扱いへの不安が送信を妨げます。

診断では、必須項目数、入力例、自動入力、エラー表示、確認画面、完了画面、返信メールを実際に操作します。会社名や役職など、初回相談に不要な項目は削減を検討します。営業電話を避けたい利用者もいるため、連絡方法や希望時間を選べる設計も有効です。

信頼性については、会社概要、所在地、代表者、実績、料金の考え方、プライバシーポリシー、SSL、問い合わせ先を確認します。事例を掲載する場合は、成果の条件や施策期間も記載すると誤解を減らせます。

表示速度とスマホ対応を確認する

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GoogleのCore Web Vitalsは、実際の利用環境での読み込み、応答性、視覚的安定性を測る指標です。目安はLCP 2.5秒以内、INP 200ミリ秒未満、CLS 0.1未満です。ただしスコアだけでなく、フォームやメニューが実機で使えるか確認します。

よくある問題は、大きすぎる画像、不要なJavaScript、読み込み時のレイアウト移動、タップ領域の小ささ、固定要素による本文の隠れです。改善は、画像の圧縮と次世代形式、遅延読み込み、不要プラグインの整理、フォントの最適化などから始めます。

速度改善はSEOだけでなく、広告や問い合わせにも関係します。Google Adsも、効果的なランディングページはコンバージョンに重要であり、モバイル速度の改善を推奨しています。

無料診断レポートの見極め方

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良い診断は、問題、根拠、影響、優先度、改善案がセットです。「タイトルが悪い」「速度が遅い」だけでは、何から直すべきか判断できません。

確認点 良いレポート 注意が必要なレポート
根拠 URLや数値がある 評価だけが並ぶ
優先度 事業影響と工数で整理 全項目が最優先
改善案 実施内容が具体的 契約後に説明するとだけ記載
範囲 診断対象と対象外が明確 何を見たか不明
費用 次工程と概算が分かる 即日契約を迫る

自動診断は広く短時間に確認できますが、事業の強みや顧客心理までは判断できません。人による診断でも、担当者の経験と対象業界への理解で質が変わります。診断結果を鵜呑みにせず、なぜその修正が問い合わせにつながるのか質問してください。

無料診断後に改善へ進む判断基準

改善へ進む前に、課題を「緊急度」「成果への影響」「実施工数」で整理します。セキュリティやフォーム障害、検索除外など致命的な問題は最優先です。その後、主要ページの訴求とCTA、SEO、速度、細かなデザインの順で検討します。

外注を検討しやすいのは、原因が複数領域にまたがる場合、社内に実装担当者がいない場合、計測環境が整っていない場合です。一方、誤字修正、リンク切れ、会社情報の更新などは内製しやすい改善です。

契約前には、成果物、対応ページ数、修正回数、計測設定、公開後の検証、追加費用を確認します。「SEO対策一式」のような曖昧な契約ではなく、どの課題をどの順番で改善するか合意してください。

ホームページ無料診断チェックリスト

  • [ ] 目的と主要コンバージョンが明確
  • [ ] Search ConsoleとGA4が正しく設定されている
  • [ ] 重要ページがインデックスされている
  • [ ] title、H1、説明がページ内容と一致する
  • [ ] 対象者と提供価値がファーストビューで分かる
  • [ ] サービス範囲、費用、流れ、実績が確認できる
  • [ ] CTAが分かりやすく、適切な位置にある
  • [ ] フォームがスマホで無理なく送信できる
  • [ ] 会社情報と個人情報保護方針がある
  • [ ] 表示速度とレイアウト安定性に大きな問題がない
  • [ ] リンク切れや表示崩れがない
  • [ ] 改善前後を比較できる計測がある

無料診断を受ける前に準備する情報

無料診断は、診断会社へURLを送るだけでも受けられます。しかし、事業の目的を共有しないと、一般的なSEOエラーやデザインの感想だけで終わります。短時間でも実務に使える結果を得るため、次の情報を整理します。

  • 売上を伸ばしたいサービスと優先地域
  • 想定する顧客の業種、規模、担当者、主な悩み
  • 現在の問い合わせ件数、商談件数、受注件数
  • 問い合わせを増やしたいのか、質を上げたいのか
  • 広告、SNS、紹介など検索以外の集客施策
  • 過去に行ったリニューアルやSEO対策
  • 更新できる担当者、予算、希望時期

正確な売上や顧客名を最初から渡す必要はありません。月間問い合わせが0〜5件、主力は法人向けサービス、更新担当は1名といった範囲でも、優先順位を判断しやすくなります。機密情報や個人情報は、必要性と取り扱い方法を確認せずに共有しません。

GA4やSearch Consoleを共有する場合は、診断に必要な最小権限を設定します。パスワードをメールやチャットで渡さず、各サービスのユーザー追加機能を使います。診断終了後に不要な権限を削除する日も決めます。

Search Consoleで確認する診断項目

Search Consoleは、Google検索でサイトがどう見つかり、どのページに問題があるかを確認する基本資料です。無料診断レポートに「順位が低い」とだけ書かれている場合は、次の切り分けができているかを見ます。

検索語と入口ページの対応

問い合わせにつながる検索語が、意図したサービスページへ流入しているかを確認します。別の記事が表示されている場合、サービスページの説明不足、内部リンク不足、検索意図の重複が考えられます。表示回数、クリック、クリック率、掲載順位を検索語とページの組み合わせで見ます。

表示回数が多くクリック率が低いページは、タイトルや説明と検索意図がずれている可能性があります。ただし、強調スニペットやAI機能、検索結果の構成によってクリック率は変わるため、平均値だけで異常と決めません。同じ種類の検索語や過去期間と比較します。

インデックスとクロール

重要ページがインデックスされているか、意図しないURLが大量に検出されていないかを確認します。noindex、robots.txt、canonical、リダイレクト、404の扱いをページ単位で見ます。除外されているURLがすべて問題とは限りません。重複ページや管理用ページは、検索結果へ出さない方が適切です。

サイトマップには正規URLだけを含め、更新後に送信状況を確認します。URL検査で取得結果とレンダリングを見れば、JavaScriptで本文やリンクが表示されない問題も発見できます。

Core Web Vitalsと端末差

実際の利用者データが十分にある場合は、Core Web Vitalsの問題URL群を確認します。個別ページの点数だけでなく、同じテンプレートを使うページ全体へ影響しているかを見ます。スマホとパソコンで状況が違う場合は、画像、フォント、追従要素、外部スクリプトを切り分けます。

GA4で確認する診断項目

GA4ではアクセス数より、入口から問い合わせまでの行動を確認します。まず内部アクセスやテスト送信が混ざっていないか、計測タグが全ページで動いているか、同じイベントが二重発火していないかを検品します。

流入元と入口ページ

自然検索、広告、SNS、参照、ダイレクトなど流入元ごとに、入口ページと問い合わせを見ます。広告流入が自然検索として記録されている場合はUTMやクロスドメイン計測を確認します。問い合わせ後に外部予約システムへ移動するサイトでは、参照元が途切れていないかも重要です。

CTAとフォームの段階

CTAクリック、フォーム表示、入力開始、エラー、送信成功を段階ごとに測ります。フォーム到達が少なければページの訴求やCTA、開始は多いが完了が少なければ項目やエラー、完了はあるが商談にならなければ流入や質問内容に課題があります。

電話番号のタップは実際の通話完了と同じではありません。メールリンクのクリックも送信を保証しません。これらは補助指標として扱い、可能なら営業記録と照合します。

端末、地域、新規・再訪

スマホだけ完了率が低ければ実機で入力します。対象地域外からのアクセスが多い場合は、記事テーマ、広告配信、地域情報を見直します。BtoBでは一度の訪問で相談せず、複数回比較してから戻ることも多いため、新規訪問だけでページを評価しません。

無料診断の指摘を実行計画へ変える方法

診断レポートに20〜50個の問題が並んでも、一度に対応する必要はありません。各指摘へ、根拠、影響範囲、事業への影響、工数、担当、完了条件を付けます。

分類 具体例 優先度の考え方
致命的な障害 フォームが送信できない、重要ページがnoindex 最優先で修正し、公開URLで再確認
集客の阻害 クロール不可、重複、主要テーマの説明不足 影響URLと需要を確認して早期対応
CVの阻害 対象者が不明、CTAが見つからない、料金情報がない 流入の多い検討ページから改善
信頼不足 会社情報、事例、担当者、更新日がない 営業上の不安が大きい項目から追加
軽微な改善 装飾、細かな文言、優先度の低いページ 大きな課題の後に検討

「重要」「高」と書かれている理由を確認します。ツールが出した警告でも、サイトの目的によっては対応不要です。たとえば、意図して検索対象外にしたページのnoindexを解除すると、不要なページが増えます。すべての画像へ長いaltを入れることも正解ではありません。画像の目的に合う簡潔な代替テキストを設定し、装飾画像は空のaltを使う場合があります。

改善チケットには、対象URL、現状、修正内容、確認方法、担当者、期限を書きます。「SEOを改善する」では完了を判定できません。「主要サービス5ページのtitleを検索意図に合わせて変更し、重複がないことを確認する」のようにします。

無料診断後の90日ロードマップ

1〜30日目:計測と障害を直す

フォーム、電話リンク、404、リダイレクト、noindex、canonical、サイトマップ、計測タグを確認します。重要ページと問い合わせ地点を定義し、改善前の表示回数、訪問、CTAクリック、完了を記録します。問題が再現できる場合は、画面、端末、操作、発生時刻を残します。

31〜60日目:主要ページの情報を整える

トップページと優先サービスページで、対象者、課題、支援内容、成果物、料金の考え方、事例、利用の流れ、FAQを整えます。記事から関連サービスへの内部リンクも追加します。全面改修ではなく、問い合わせへ近いページから直します。

61〜90日目:効果を検証して次を決める

変更したページの検索表示、訪問、CTAクリック、フォーム完了、問い合わせの質を比較します。流入がない、読まれない、クリックされない、送信されないのどこが残っているかを再診断します。成果の弱い施策は、仮説、対象者、実装内容を見直します。

検索評価や商談には時間がかかるため、90日だけで最終結論を出しません。一方、フォーム不具合やCTAクリックは早く確認できます。指標ごとに評価時期を変えます。

診断を依頼する会社の選び方

無料診断は営業活動の入口でもあります。それ自体は問題ではありませんが、診断結果が特定の高額契約へ誘導するためだけに作られていないかを確認します。

良い診断会社の特徴

  • 指摘に対象URLと確認方法がある
  • 問題と改善案を分けて説明する
  • ツールの警告をそのまま重大問題と断定しない
  • SEO、導線、フォーム、計測を一緒に見る
  • 対応不要な項目も説明する
  • 改善の優先順位と社内対応の選択肢を示す
  • 成果や順位を保証しない

契約前に質問すること

診断後の支援範囲、月間作業量、原稿やコードの納品、実装担当、検品方法、契約期間、解約条件を確認します。制作会社が管理するCMSやサーバーへ別会社が触れない場合もあるため、権限と責任分界を先に整理します。

「今すぐ全面リニューアルしないと危険」と言われた場合は、具体的な障害、影響ページ、代替策を聞きます。既存サイトを部分改善できることもあります。逆に、CMSや設計自体が保守できない場合は、部分修正を重ねるより再構築が合理的なこともあります。費用ではなく、3年間の運用工数と機会損失まで比べます。

診断でよくある失敗と防ぎ方

自動ツールの点数だけで判断する

速度やSEOの点数は課題発見に便利ですが、売上への影響順ではありません。点数を100へ近づけることより、重要ページが利用でき、内容が伝わり、相談できることを優先します。

競合のページ数だけをまねる

競合が多くの記事を持っていても、同じ数を作れば成果が出るわけではありません。自社顧客の質問、営業で必要な情報、既存ページとの重複を確認します。薄い記事を量産すると更新負担が増えます。

診断を受けただけで満足する

レポートを共有して終わると、数か月後も状況は変わりません。最初の一週間で担当と期限を決め、最低一つの重大問題を修正します。小さくても実行と再計測まで行います。

改善前の数値を残さない

変更後に成果を評価できなくなります。期間、ページ、端末、流入元、問い合わせ件数を記録します。広告や季節要因もメモし、すべてをサイト変更の効果と断定しません。

権限を渡したままにする

診断会社へ管理者権限や共通パスワードを渡すのは避けます。必要なサービスへ個別アカウントを追加し、最小権限と期限を設定します。契約終了時にアクセス権を棚卸しします。

診断結果を社内で共有するテンプレート

診断レポートをそのまま経営者や営業へ送っても、技術用語が多く判断できないことがあります。社内共有では、課題名ではなく事業への影響から説明します。次の順序にすると、実行可否を決めやすくなります。

  1. 現在の問い合わせ数と目標
  2. 問い合わせを止めている主な問題
  3. 問題の根拠となる数値や画面
  4. 修正するページと具体的な内容
  5. 必要な費用、工数、担当者
  6. 公開予定日と確認方法
  7. 期待する変化と判定時期

「SEOが弱い」ではなく、「主力サービスのページが対象検索語で表示されず、記事からもリンクされていない」のように説明します。「フォームが悪い」ではなく、「スマホで住所入力時にエラーが出て、開始者の多くが送信前に離脱している」と示します。事実と推測を分けることが重要です。

経営判断が必要な項目と、担当者だけで直せる項目も分けます。リンク切れや誤字はすぐ修正できますが、サービス名、料金、契約条件の変更は営業や経営の確認が必要です。すべてを同じ会議へ持ち込むと、小さな改善まで止まります。

無料診断で方向は分かっても、サイト規模が大きい、複数ドメインがある、リニューアル後に流入が急減した、JavaScriptで主要内容を表示している場合は、詳しい調査が必要です。サーバーログ、全URLのクロール、テンプレート別の問題、移行前後のURL対応、競合との差まで確認するには相応の工数がかかります。

有料診断の見積もりでは、調査URL数、利用するデータ、成果物、改善案の具体度、報告会、実装支援の有無を確認します。診断だけで終える場合は、社内または別会社が実装できる形式で納品されるかが重要です。優先度の一覧だけでなく、修正例と検品方法があると引き継ぎやすくなります。

反対に、小規模サイトでフォームの不具合や説明不足が明らかな場合、長い診断より修正へ予算を使う方がよいこともあります。診断の目的は問題を増やすことではなく、次に何を実行するか決めることです。

診断後は、改善項目ごとに「担当者」「期限」「確認する数値」「完了条件」を一行で決めます。たとえばフォーム改善なら、入力項目を減らして公開するだけでは完了ではありません。スマートフォンで送信できること、通知メールが担当者へ届くこと、GA4で完了を記録できることまで確認します。SEOの修正なら、タイトルを書き換えた時点ではなく、公開URLのHTMLへ反映され、インデックス可能で、対象ページへの内部リンクが設置された状態を完了条件にします。

改善後の評価期間も先に決めます。フォームエラーやリンク切れは公開直後に確認できますが、検索表示や問い合わせ数は一定期間のデータが必要です。短期で結論を急がず、変更日、対象ページ、変更内容を記録し、同じ条件で前後を比較します。結果が伸びなかった場合も、診断が無駄だったと判断せず、仮説、実装精度、データ量のどこに問題があったかを切り分けます。この運用まで決めて初めて、無料診断を継続的な改善へつなげられます。

よくある質問

無料診断だけ受けても問題ありませんか

問題ありません。契約が必須か、診断データを受け取れるかを申込前に確認してください。複数社へ依頼する場合は、同じ目的とページを伝えると比較しやすくなります。

無料診断でSEO順位まで上がりますか

診断だけでは順位は変わりません。指摘に基づき、技術修正、コンテンツ改善、内部リンク整備などを行い、その後の推移を確認する必要があります。

診断にはGA4やSearch Consoleの共有が必要ですか

公開ページだけでも簡易診断は可能です。ただし流入とコンバージョンの原因を深く調べるには、権限を限定してデータを共有した方が精度が上がります。

どれくらいの頻度で診断すべきですか

日常的な数値確認に加え、四半期ごとの点検、大規模改修や集客施策の前後に診断すると効果的です。障害や急減があれば時期を待たず確認します。

制作会社と診断会社は同じ方がよいですか

一長一短です。制作会社は実装まで進めやすく、第三者診断は客観性を得やすい特徴があります。重要なのは、根拠と優先順位が明確で、改善後を検証できることです。

まとめ|診断を改善の出発点にする

ホームページ無料診断では、集客、SEO、内容、導線、計測を一続きで確認します。大量の指摘を集めることが目的ではありません。問い合わせを妨げる原因を見つけ、影響の大きい順に改善し、数値で検証することが目的です。

診断して終わりにせず、「誰が」「いつまでに」「何を直し」「何を測るか」まで決めてください。それが、ホームページを営業資産へ変える第一歩です。

関連する改善方法は、ホームページから問い合わせが来ない原因とホームページのCVR改善も参考にしてください。

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参考・出典

この記事を書いた人

達人ラボ編集部です。AI・ホームページ制作・SEO・LP・営業・採用・DXの7分野について、各領域で実務経験を積んだ達人と連携し、現場で成果につながる実践ノウハウと最新情報をわかりやすくお届けします。

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