ECサイトを新しく作るとき、最初に知りたいのが制作費です。しかし、ECサイトの費用は「ページを作る料金」だけでは決まりません。商品登録、決済、配送、在庫、顧客管理、受注処理、広告計測、保守運用まで含めて考えなければ、公開後に予算が足りなくなることがあります。
結論からいえば、小規模なテンプレート型なら数万円から始められる場合がありますが、ブランド設計や撮影、商品移行、外部連携まで含む一般的な制作は数十万〜数百万円、独自要件が多い開発は数百万円以上になることがあります。これは一律の定価ではなく、要件から考える予算帯です。正式な金額は必ず同じ条件で見積もりを取って確認してください。
本記事では、2026年9月24日時点のShopify、BASE、STORES、Stripeの公式情報を確認し、初期制作費、月額料金、決済手数料、保守費、運用費を分けて解説します。プラットフォームの料金だけでなく、3年間の総保有コスト、制作会社の選び方、発注前の準備まで整理します。
ECサイト制作費の全体像

ECサイトの予算は、初期制作費と公開後の継続費を分けて考えることが重要です。
初期制作費には、要件整理、サイト設計、デザイン、テーマ設定、商品登録、決済設定、配送設定、テスト、操作説明などが含まれます。既存サイトから移行する場合は、商品、顧客、注文履歴、画像、記事、URLの移行も必要です。単に見た目を整えるだけでは、販売できる状態になりません。
継続費には、ECプラットフォームの月額料金、ドメイン、アプリ、決済手数料、保守、商品登録、更新、広告、撮影、カスタマーサポート、物流などがあります。制作費が安くても、アプリの追加や手作業の運用が多ければ、年間コストは高くなります。
費用相場を考えるときは、まず構築方法を四つに分けます。無料または低額のサービスを自社で設定する方法、既成テーマを制作会社が調整する方法、テーマを大きくカスタマイズする方法、独自システムを開発する方法です。後ろに行くほど自由度は高くなりますが、初期費用、検証、保守の負担も増えます。
自社設定型は、商品数が少なく、標準機能で販売できる事業に向きます。制作会社へ依頼する場合でも、素材と商品情報がそろっていれば短期間で進められます。一方、会員ランク、定期購入、複雑な送料、基幹システム連携、BtoB価格、複数倉庫などが必要なら、設計と開発の比重が高くなります。
概算予算を作るときは、「公開するまで」と「公開後12か月」を別々に集計します。初期費用が50万円、月額関連費が10万円なら、初年度は170万円です。さらに決済手数料は売上に応じて増えます。売上目標を立て、固定費と変動費を分けて試算してください。
見積書では、デザイン費だけでなく、商品点数、登録項目、画像加工枚数、ページ数、フォーム数、決済方法、配送ルール、外部連携、テスト端末、マニュアル、公開後の修正回数を確認します。「ECサイト制作一式」では範囲を比較できません。
また、社内担当者の工数も費用です。商品説明の作成、価格確認、画像選定、在庫ルールの決定、テスト注文、法務確認には時間がかかります。制作会社へ依頼しても、事業の判断は自社で行います。担当者と意思決定者を置き、回答期限を決めておくと、追加費用と遅延を抑えやすくなります。
構築方法別の費用相場

安い構築方法が最適とは限らず、標準機能で運用できる範囲を見極める必要があります。
自社でテンプレートを設定する場合、制作会社への費用を抑えられます。BASEやSTORESの無料プランを使えば、月額固定費を抑えて販売を試せます。ただし、商品情報、画像、デザイン、規約、配送、問い合わせ対応は自社で準備します。担当者の時間と、公開後に必要な作業を見落とさないことが大切です。
テンプレートを制作会社が設定する案件は、一般に小〜中規模のECで選ばれます。ブランドカラーへの変更、バナー制作、基本ページ、商品登録、決済・配送設定をまとめて依頼します。要件が標準機能に収まれば、費用と期間を管理しやすい方法です。相場を見るときは、登録商品数と原稿作成が含まれるかを確認します。
テーマカスタマイズ型では、一覧、商品詳細、検索、カート導線、会員ページなどを事業に合わせて調整します。ShopifyのアプリやAPIを利用した連携も候補です。デザインの自由度は上がりますが、テーマ更新との互換性、アプリ料金、改修時の影響確認が必要になります。
独自開発型は、標準サービスでは実現しにくい業務や大規模な販売に使われます。複雑な商品構成、独自の受注、基幹・倉庫連携、BtoB取引、特殊な承認などを実装できます。一方で、要件定義、設計、開発、テスト、監視、セキュリティ、障害対応を自社または委託先で継続しなければなりません。
予算帯の目安として、自社設定は数万円以内から、テンプレート調整は数十万円から、ブランド設計を含むカスタマイズは100万〜500万円程度、複雑な独自開発は500万円以上になることがあります。ただし、この数字は発注範囲によって大きく変わります。商品撮影や原稿、外部連携、データ移行が含まれるかをそろえて比較してください。
制作期間も費用へ影響します。素材がそろった小規模サイトなら短期間で進められますが、商品情報の整理や複数部門の承認があると延びます。急ぎの案件は人員を増やす必要があり、費用が上がることがあります。公開日から逆算し、テストと修正の期間を確保します。
最初から独自開発を選ぶ必要はありません。標準サービスで販売を始め、売上や業務量を確認してから拡張する方法もあります。反対に、既に大量の商品や複雑な業務があり、標準機能へ無理に合わせると手作業が増える場合は、初期設計へ費用をかける価値があります。
Shopify・BASE・STORESの料金比較

公式の月額料金だけでなく、決済手数料、アプリ、制作、運用を同じ条件で比較します。
以下は2026年9月24日に各社公式ページで確認した情報です。料金は変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。掲載順は優劣を示しません。
| サービス | 公式掲載料金の例 | 決済・販売時の費用例 | 向いている事業 | 公式URL |
|---|---|---|---|---|
| Shopify | Basicは年払いで月額換算4,360円、Growは12,100円、Advancedは52,500円。月払いは別料金 | プランと決済方法で変動。Shopify Payments利用時の料率を公式料金ページで確認 | ブランド設計、機能拡張、海外販売、成長を見込む事業 | https://www.shopify.com/jp/pricing |
| BASE | スタンダードは初期0円・月額0円。グロースは年払い月額換算16,580円 | スタンダードは決済3.6%+40円とサービス利用料3%。グロースは決済2.9%、サービス利用料0円 | 固定費を抑えて開始したい事業、販売検証 | https://thebase.com/price/ |
| STORES | フリーとスタンダードを提供。月額と決済料は契約条件で異なる | ネットショップの決済手数料は公式FAQでプラン別に確認 | 店舗とネット販売をまとめたい事業、小規模な開始 | https://stores.jp/ec/pricing |
Shopifyは月額固定費がある一方、テーマ、アプリ、API、販売チャネルを組み合わせて拡張できます。公式情報ではBasic、Grow、Advancedの料金が掲載されています。実際の総額には、有料テーマ、アプリ、制作、保守、決済手数料が加わります。アプリは便利ですが、増やし過ぎると月額と障害原因が増えるため、標準機能で代替できないかを確認します。
BASEのスタンダードプランは初期費用と月額費用が0円で、販売時に決済手数料とサービス利用料がかかります。グロースプランは月額固定費がある代わりに販売時の料率が低く設定されています。売上と注文単価を使って年間費用を計算し、どの時点でプラン変更が有利かを判断します。
STORESも無料で始める選択肢と有料プランがあります。ネットショップだけでなく、実店舗の決済や予約などを組み合わせる場合は、契約するサービスと料金を整理してください。同じブランド名のサービスでも、ネットショップ、決済、予約では料金体系が異なります。
比較では、月額0円を「費用がかからない」と解釈しないことが重要です。決済手数料、振込、アプリ、独自ドメイン、デザイン、作業時間が必要です。年間売上1,000万円なら、手数料が1%違うだけで10万円の差になります。一方で、安い手数料のために高い月額を払っても、売上規模によっては回収できません。
選定時は、必要な決済、商品上限、予約販売、定期購入、デジタル商品、越境、POS、在庫同期、帳票、分析、権限、API、サポートを一覧にします。各項目を「必須」「将来必要」「不要」に分け、必須機能を標準で満たすかを確認してください。
決済・配送・外部連携にかかる費用

売上に比例する決済費と、業務量に比例する配送・連携費を別々に試算します。
決済費は、クレジットカード、コンビニ、銀行振込、コード決済などで異なります。Stripeの公式料金では、標準の国内カード決済は成功1件あたり3.6%で、初期費用や月額料金はありません。通貨換算や別の決済手段では追加費用が発生する場合があります。プラットフォーム内蔵決済を使う場合は、その公式料率を確認します。
試算では、月商、平均注文単価、注文件数、決済手段の構成を使います。月商300万円、カード手数料3.6%なら、単純計算の決済手数料は月10万8,000円です。ただし、実際には決済手段や返金、海外カードなどで変わるため、契約条件で確認してください。
配送費には、運送会社へ支払う送料だけでなく、梱包資材、出荷作業、倉庫、返品、再配送が含まれます。ECサイト側では、地域別送料、送料無料条件、複数配送、クール便、予約商品、同梱のルールを設定します。複雑な送料計算はアプリや開発が必要になることがあります。
在庫連携では、実店舗、倉庫、モール、自社ECのどこを正しい在庫として扱うかを決めます。リアルタイム連携か定期連携か、欠品時にどう止めるか、返品をいつ在庫へ戻すかも必要です。連携製品の月額、API上限、初期設定、保守を確認します。
基幹システムや会計との連携は、データ項目と更新方向を整理します。商品コード、顧客ID、税、値引き、送料、ポイントなどの定義が違うと、連携後に数字が合いません。開発前にサンプルデータで照合し、エラー時の再処理方法を決めます。
マーケティング連携には、アクセス解析、広告タグ、メール配信、CRM、レビュー、チャットなどがあります。タグを増やすと表示速度や同意管理へ影響します。利用目的、取得データ、保存期間を確認し、不要なものを入れないようにします。
外部サービスは、仕様変更や停止が起きる可能性があります。制作時に動けば終わりではありません。誰がアップデートを確認し、障害時に対応するかを保守契約で決めてください。重要な受注処理には、連携が止まったときの手動手順も用意します。
保守・運用・集客の継続費

公開後の更新担当と改善予算を決めなければ、完成したECサイトでも売上にはつながりません。
保守には、テーマとアプリの更新、表示確認、障害対応、バックアップ、セキュリティ、軽微修正、問い合わせが含まれます。SaaS型では基盤の保守をサービス会社が担いますが、独自に追加したテーマやアプリ、連携部分は利用者側の管理が必要です。
月額保守の金額だけでなく、対応時間、受付時間、緊急対応、作業上限、対象外を確認します。「保守あり」でも、商品登録やデザイン修正は別料金の場合があります。障害の重要度と一次回答の目標時間も決めておくと比較しやすくなります。
運用には、商品登録、価格・在庫更新、特集、クーポン、受注確認、問い合わせ、返品、レビュー対応、売上集計があります。制作会社へ委託する範囲と社内で行う範囲を明確にします。毎月必要な作業量を数え、定額と従量のどちらが合うかを判断します。
商品撮影と原稿は、ECの成果に大きく影響します。撮影点数、カット数、モデル、スタジオ、レタッチで費用が変わります。商品説明も、支給原稿を登録するだけか、取材して作成するかで異なります。制作見積もりに含まれないことが多いため、別枠で予算を取ります。
集客費には、SEO、広告、SNS、メール、キャンペーンがあります。新しいサイトを公開しただけで訪問者が増えるとは限りません。顧客獲得単価、購入率、平均注文単価、粗利、継続率を確認し、広告費だけでなく制作と運用の人件費も含めます。
改善では、商品一覧から商品詳細、カート、購入完了までの離脱を確認します。変更を一度に増やすと原因を判断できません。仮説、変更内容、測定期間、結果を記録し、小さく改善します。アクセスが少ない場合は、まず流入の確保と計測の正確性を確認してください。
3年間の総保有コストを作ると、選択肢を比較しやすくなります。初期制作、月額、アプリ、保守、決済、運用、改修を年別に並べます。売上が増えた場合、商品数が増えた場合、担当者が退職した場合も試算し、無理なく続けられる構成を選びます。
ECサイト制作会社の選び方

制作実績の見た目だけでなく、販売業務、費用、保守まで説明できる会社を選びます。
実績を見るときは、自社と似たデザインではなく、似た販売方法を確認します。商品点数、平均単価、定期購入、越境、店舗連携、倉庫連携などが近い案件を聞いてください。公開URLだけでなく、担当範囲、期間、体制、課題、改善内容を確認します。
提案では、なぜそのプラットフォームを選ぶのかを見ます。得意な製品だけを勧める会社もあります。自社要件に対して、標準機能、アプリ、カスタマイズ、独自開発の境界を説明できるか、採用しなかった選択肢の理由も聞きます。
見積もりは、工程と成果物が分かれているかを確認します。要件定義、画面設計、デザイン、実装、商品登録、決済、配送、テスト、公開、研修、保守を分けます。修正回数、対応ブラウザ、登録点数、原稿・画像の担当、外部サービス料金も明記してもらいます。
担当体制では、営業、ディレクター、デザイナー、エンジニア、運用担当の役割を確認します。提案担当者と実務担当者が違う場合は、契約前に実務担当者と話します。再委託がある場合は、範囲と情報管理も確認してください。
ECでは個人情報と決済を扱います。管理者権限、多要素認証、アカウント共有の禁止、アクセスログ、退職時の停止、脆弱性対応を確認します。カード情報を自社で保存しない構成を基本とし、実績ある決済サービスを利用します。
保守の引き継ぎも重要です。契約終了時に、ドメイン、管理者アカウント、テーマ、ソース、画像、原稿、設定資料、計測アカウントを受け取れるかを確認します。制作会社だけがログイン情報を持つ状態にしないでください。
相見積もりでは、各社へ同じ要件を渡します。予算だけを伝えるのではなく、商品数、決済、配送、連携、デザイン、素材の有無、公開希望日、保守範囲をまとめます。条件が違う見積もりの総額だけを比較すると、安い案に必要作業が含まれていないことがあります。
選定表には、要件理解、実行体制、EC経験、費用透明性、セキュリティ、運用支援、引き継ぎを入れます。価格の比重を先に決め、提案を見た後に基準を変えないようにします。現場の受注担当、物流担当、経理、情報システムも必要に応じて参加します。
見積もりと契約で確認する項目

追加費用の条件、検収基準、公開後の責任分界を契約前に文書化します。
見積書では、数量と単価を確認します。ページ数だけでなく、テンプレート種類、商品登録数、画像加工数、バナー数、フォーム数、メール種類、データ移行件数、連携先数を記載します。未確定項目は「一式」にせず、前提と上限を置きます。
要件変更が起きた場合の手続きも必要です。変更内容、追加費用、納期への影響を制作会社が提示し、自社の承認後に着手する流れを決めます。口頭依頼を積み重ねると、請求と完成条件で認識がずれます。
検収基準には、対象ページ、機能、端末、ブラウザ、速度、決済テスト、メール、在庫、税、送料、エラー処理を含めます。「問題なく使える」ではなく、テスト項目と期待結果を決めます。実際の注文からキャンセル、返金まで通して確認してください。
公開日は、ドメイン切り替え、計測、検索エンジン、リダイレクト、メール、在庫同期を確認します。既存サイトから移行する場合は、旧URLから新URLへの転送を設計し、流入と評価の損失を抑えます。公開直後に担当者が対応できる日程を選びます。
契約書では、著作権、テーマライセンス、写真素材、ソースコード、データ、アカウントの所有を確認します。有料素材やアプリを制作会社名義で契約する場合、契約終了後に継続できるかを聞きます。自社名義で持つべきアカウントを整理してください。
個人情報の取り扱い、再委託、秘密保持、事故報告も確認します。テスト環境へ本番の顧客データをそのまま入れないこと、必要な場合は安全な受け渡しと削除を定めます。法令や規約については、必要に応じて専門家へ確認します。
公開後の保証期間と保守開始日を明記します。不具合修正と追加要望の違い、無償対応の条件、外部サービスの仕様変更、緊急対応を決めます。担当者が変わっても運用できるよう、設定一覧、操作手順、障害時の連絡先を納品物に含めます。
発注から公開までの進め方

先に商品・業務・運用を整理し、デザインより前に販売要件を固めます。
第1段階は目的と指標の設定です。売上だけでなく、対象顧客、商品、平均注文単価、粗利、購入率、リピート、問い合わせ削減などを決めます。ECを作ることを目的にせず、事業で変えたい数字を明確にします。
第2段階は商品と業務の整理です。商品コード、価格、税、在庫、画像、説明、配送サイズ、返品条件をそろえます。受注後の決済確認、出荷、メール、キャンセル、返金、問い合わせも図にします。例外処理を先に洗い出すと、必要な機能が見えます。
第3段階はプラットフォーム選定です。必須要件を標準機能で満たせるか、アプリが必要か、開発が必要かを確認します。候補ごとに初年度と3年間の費用を作り、将来の商品数や売上も試算します。
第4段階は情報設計とデザインです。顧客が商品を探し、比較し、不安を解消して購入できる順序を設計します。ブランドの見た目だけでなく、検索、絞り込み、送料、納期、返品、在庫を分かりやすく示します。スマートフォンでの操作を優先して確認します。
第5段階は実装と登録です。決済、配送、税、メール、在庫、計測を設定し、商品を登録します。外部連携は正常系だけでなく、在庫不足、決済失敗、通信停止、重複送信をテストします。
第6段階は受け入れテストです。社内担当者が実際に注文し、受注、出荷、キャンセル、返金、問い合わせを確認します。管理画面の操作も含め、誰が何を判断するかを記録します。問題を重要度で分類し、公開前に直すものと公開後に改善するものを分けます。
第7段階は公開と初期運用です。公開後はアクセス、購入、エラー、広告計測、検索流入を確認します。最初の数週間は問い合わせと離脱を集め、優先順位を付けて修正します。大きな変更を一度に行わず、結果を比較できる形で改善します。
第8段階は継続改善です。月次で売上、購入率、客単価、粗利、返品、問い合わせ、表示速度を確認します。機能追加は課題と効果を定義してから行います。使われないアプリやタグを整理し、費用と表示速度を保ちます。
社内の運用表には、毎日、毎週、毎月、季節ごとの作業を分けて記載します。毎日は受注と問い合わせ、毎週は在庫と売れ筋、毎月は利益と広告、季節ごとは特集と商品入れ替えを確認します。担当者、締切、確認者を決めることで、制作会社へ任せる範囲も見積もりやすくなります。
公開前には、特定商取引法に基づく表記、利用規約、プライバシーポリシー、返品・キャンセル、送料、納期を確認します。扱う商品や販売方法によって必要な表示は異なります。テンプレートをそのまま使わず、自社の実態と合っているかを専門家も含めて確認してください。
表示速度も継続して測ります。大きな商品画像、使われていないアプリ、多数の広告タグは表示を遅くする原因になります。公開時だけでなく、商品や機能を追加した後にもスマートフォンで確認します。画像形式と容量を見直し、ファーストビューで不要な処理を減らします。
運用担当者が交代する場合に備え、商品登録、キャンペーン、返金、障害対応の手順を残します。アカウントを個人に依存させず、権限を役割ごとに管理します。退職者の権限停止と、多要素認証の利用を運用ルールへ含めます。
公開後30日、90日、180日でレビューする計画も有効です。30日では不具合と問い合わせ、90日では購入導線と集客、180日では商品構成とシステム費を見直します。改善予算を最初から確保しておけば、公開直後に見つかった課題へ対応しやすくなります。
よくある質問
ECサイト制作はいくらから依頼できますか?
テンプレートを使う小規模な制作なら数十万円から依頼できる場合があります。ブランド設計、商品撮影、データ移行、外部連携が増えると100万〜数百万円、独自開発ではそれ以上になることがあります。範囲をそろえた見積もりで確認してください。
ShopifyとBASEはどちらが安いですか?
売上、注文件数、必要な機能で変わります。BASEのスタンダードは月額0円ですが販売時の手数料があります。Shopifyは月額と決済手数料、アプリ費を含めて考えます。年間売上を使って総額を試算してください。
月額0円なら本当に無料ですか?
制作、商品登録、画像、決済手数料、振込、運用には費用や社内工数がかかります。「プラットフォームの月額が0円」と「EC運営費が0円」は同じではありません。
独自開発を選ぶべきなのはどんな場合ですか?
標準サービスでは実現しにくい業務が事業の中核にあり、開発と保守へ継続的に投資できる場合です。独自機能が少ないなら、SaaSとアプリを使う方が早く安全なことがあります。
商品登録は制作費に含まれますか?
会社とプランで異なります。登録点数、項目数、画像加工、原稿作成、バリエーションを確認してください。支給されたCSVを取り込むだけか、内容を整えるかでも費用が変わります。
公開後の保守は必要ですか?
必要です。SaaS型でも、テーマ、アプリ、タグ、商品、権限、外部連携は管理が必要です。社内で担当できる範囲を決め、残りを保守契約にします。
制作期間はどれくらいですか?
小規模で素材がそろっていれば短期間で進められますが、一般的な制作は数か月かかることがあります。商品整理、撮影、連携、社内承認があると長くなります。テスト期間を削らないでください。
補助金を使えますか?
制度と公募時期、対象経費、契約条件によります。採択前の契約が対象外になる場合もあります。最新の公募要領と事務局の案内を確認し、補助金がなくても実施可能な計画にしてください。
まとめ
ECサイト制作費は、構築方法、商品数、デザイン、決済、配送、外部連携、データ移行で変わります。初期制作費だけでなく、月額、決済手数料、アプリ、保守、運用、集客を含めて判断してください。
Shopify、BASE、STORESにはそれぞれ異なる料金体系と強みがあります。月額だけで最安を決めず、売上と注文件数を使って3年間の総保有コストを比較します。公式料金は変更されるため、契約直前に最新情報を確認します。
制作会社を選ぶときは、EC業務への理解、見積もりの透明性、セキュリティ、保守、引き継ぎを確認します。同じ要件を渡して相見積もりを取り、含まれる作業と対象外を比べてください。
最初の一歩は、商品、受注、配送、返品の流れを整理することです。必要な機能を「必須」「将来」「不要」に分けると、過剰な開発と不足する機能を避けやすくなります。
まずはHPの達人に相談する

ECサイトの構築方法、必要な機能、制作会社へ依頼する範囲で迷う場合は、HPの達人が商品と運用を整理します。現在の販売方法、商品数、決済・配送、目標、予算を確認し、無理なく始めて改善できる構成をご提案します。
参考・出典
以下は2026年9月24日に確認しました。料金と仕様は変更される場合があります。


